「風景と」


例えば君が
俯いていても溜息をついても
前を向いても走っていても
同じ速さで時間は流れて、季節は行くんだ。
立ち止まっていたとしても、それは同じ。
いつの間にかにそっと
空の色も、風の音も、街の喧騒でさえ
その種類を変えながら
隣を通り過ぎて行く。

同じようでいて、きっと何処かが違う巡る季節
昨日から今日、今日から明日
移り変わる景色の中で
君は何を思うのだろう。

         
         
         
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