「風見鶏」


どうにもならないこと、は
本当にどうしようもなくて
何も出来ない自分に、嫌気が差したりもするよね。
上を見ればきりがないし
周りを見れば自分だけが取り残されていくようで。
やりたいことはたくさんあるのに
どれにも手が届かなくて
もどかしさばかりが積もっていく
そんなことって、本当にある。
でもね
少しだけ視点を変えて見てみよう。
何にしても、上手くいっている時っていうのは
意外と周囲が見えていなかったりするもの。
目の前のことに一生懸命だから
周りのことに注意が向きにくくなったりもするんだ。
それだけ集中しているということなのだから
それはそれで素晴らしいのだけれど。
だから今はそんな周りの音を聞けるとき。
見えないものを見ることが出来るとき。
きっとそんな時間なんじゃないかな。
そんな視点にいられることを
ほんのちょっとでも楽しんでみることができるなら、
世界が少し違うかもしれないんだ。

同じ風は、ずっとは吹かない。
風向きはいつでも
気付かないうちに変わっているのだから。

         
         
         
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