「scenery」


例えば
立ち止まっても、後ろを向いても
目を閉じていたとしても
確かに時間は流れていく
どこへ向かうのかなんて
誰にだって
辿り着いてからしか分からない
足元を掬われもするし
背中を押されたりもする
そんな中で
いつでもちゃんと自分でいられるわけなんてないんだ
迷わないはずがない
自信を持ち続けられるはずもない
でもね
そっと廻りを見渡せば
いつでも誰もがひとりじゃない
ひとりきりじゃ
きっとないから。
         
         
         
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